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世界最強の女性によるピアノ五重奏

 朝からなんとなく気だるい感じで(いやそれは昨夜飲み過ぎたからなのですが)、ぼつぼつとYoutubeあたりを眺めていたらどこかで見たことのある女性がピアノを弾いていた。曲はドヴォルザークのピアノ五重奏曲。ほかの4人の弦楽器奏者は良く分からないけど、ピアノの女性だけは妙に見覚えがある。誰だっけ?と思いつつ、画面の右上のクレジットに「Condoleezza Rice (piano)」とあるのを見つけ、ああ、そうだった!と思った。コンドリーザ・ライス氏。前の米国務長官。

 ウィキペディア先生によれば、「父親はウェストミンスター長老教会の牧師で、母親は音楽教師であった。名前はイタリア語の音楽用語『コン・ドルチェッツア con dolcezza』(甘美に柔らかく演奏する)に由来する。」というし、「ピアノの腕前はプロ並み」とあるから当然かもしれないけれど、実に堂々とした見事な演奏。

 『フォーブス』2005年版では「世界最強の女性」1位に輝いたとのこと。

 確かに!

[第1楽章前半]
http://www.youtube.com/watch?v=LfSYwJuq3Vg
[第1楽章後半]
http://www.youtube.com/watch?v=4Ytj-I28nt8
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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 | ケルテス指揮 ウィーン・フィル(1961)

 クラシックをなるたけ低予算で愉しむことを旨とする生活ゆえに、いわゆる「名盤」というものにあまり縁の無いこの日記であるが、それでも我が家の書庫には、所有するCDやらレコードやらテープやらがある程度はある。昨年10月の引越しの折に、整理しきれないままとりあえず突っ込んでおいたのだが、今日は書庫に入ってごそごそと物色してみた。指揮者のイシュトヴァン・ケルテスがウィーン・フィルを振った1961年盤が出てきた。昔からこの「新世界より」の名盤中の名盤といわれるもので、録音は英デッカによる。

 古い録音なのだが、音はすこぶる良い。それもそのはずで1961年前後のイギリス・デッカといえば、ワーグナーの「ニーベルングの指環」などのオペラ録音や、優秀な名盤・名録音が続々と生まれた黄金時代だった。フルトヴェングラーが腕を振るい、バックハウスがベートーヴェンのピアノソナタを弾きまくったのもこの時期である。当時のデッカの高度な録音技術にただひたすらに感謝である。

 演奏は、素晴らしいとしか言いようが無い。この曲については前にカラヤンの演奏を(個人的な思い出もあって)随分と良く書いたが、こうした演奏を聴くと、やっぱりかなわないなあと思ってしまう。ティンパニーがダダダンッと全開で鳴り響き、テンポは変幻自在に変化し、懐かしいウィンナーホルンやコールアングレ(イングリッシュホルン)の音色が郷愁を誘う。もちろん今日の演奏水準からすればアンサンブルの悪さは否めないが、この演奏はそんなことなどおかまいなしに素晴らしい。一つ一つのフレーズが情感たっぷりに歌いつくされ、ハンガリー出身のケルテスによる、土臭くも麗しい迫力満点の音楽である。

 ケルテスはこの録音の後も活躍し、「将来が期待された中堅指揮者であった」が、「1973年夏、イスラエルのテル・アビブの海岸で遊泳中に高波にさらわれ(ウィキペディア)」亡くなった。享年43歳。その死はあまりに早く、あまりに惜しい。

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ドヴォルザーク チェロ協奏曲 | マレク・ヤノフスキ指揮 ボストン交響楽団

 朝起きたがこれといって聴きたい曲がなく、NHK-FMもこのところ歌謡曲ばかりでつまらない。眠い目をこすりながらニューヨーク・タイムズが流しているインターネットラジオのWQXRをつけたところ、ドヴォルザークのチェロ協奏曲をやっていた。番組表を見ると、演奏はアルバン・ゲルハルトのチェロとボストン交響楽団。指揮はマレク・ヤノフスキが振っている。今月初めに行われたライブなのだという。

 3楽章に入って目が覚めた。

 ヤノフスキという指揮者はこれまであまり聴いたことがなかったので当たっているかは分からないが、堅実さと、その中にもリズムに対する深い理解があると感じた。どこか昭和的なレトロさを感じる響きのトゥッティなどで、絶妙なリズム感が豊かな民族色を醸している。どこまでも安全運転だが、その中でよく歌い、適度に揺れる。アルバン・ゲルハルトのチェロも見事だ。

 続くベートーヴェンの交響曲第6番も端正なつくり。着実で堅牢な音作りによる、クリアで安定した田園だ。ドイツものが得意なのだろうか。ベートーヴェンの交響曲というとこの一ヶ月ほど古楽器演奏を聴く機会が多かったこともあって、伝統的なアプローチがとても新鮮で魅力的に感じた。

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ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界より」作品95

 カラヤンをほめるとバカにされることがたまにある。

 ・・・とても困る。

 クラシック音楽に本当の意味でハマったのは、カラヤンだった。その前の年に、初めて興味をもったのが、シベリウスの交響詩「フィンランディア」で、確か指揮はリッカルド・シャイーだったと思う。それから来る日も来る日もフィンランディアを聴いたのだが、別に曲が好きだからとか、そういうわけではない。何しろこれ一枚しかないのだ。聴くしかなかった。だが毎日毎日そればかり聞いていると、さすがに飽きてくる。別の曲も聴いてみたいと思うのが人情というもので、クラシックの入門に適した曲はないものかと、近くのクラシック好きの人に聞いてみた。答えは「とりあえず『新世界』でも聴いとけ。」だった。

 翌年正月明け早々に、駅前のお店へ出かけた。家には同じ曲のLPレコードがあったが、楽しみが半減してしまうような気がしてあえて聴かないことにしていた。こうして人生で初めて購入したのがドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。グラモフォンから出ていたヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏だった。

 のっけから音楽に吸い込まれてしまったのを覚えている。こんなに楽しい曲はない。最も有名なのは第4楽章と第2楽章だが、全ての楽章がそれぞれ個性的で、心ときめく旋律が次から次へと現れる。冒頭の弦楽器の繊細な音色、続く管楽器の色彩。そして何よりカラヤンとベルリン・フィルとによる圧倒的な美しさと正確さ。クラシック音楽と自分との、とても幸せな初対面だった。

 実は今日、エレクトーン用に編曲された第4楽章を聴く機会があり、久しぶりに思い出のCDを出してみた。こうして聴いていると、改めて感動的な音楽であるということが分かる。

 ケルテスやクーベリックのような味はなくても、やっぱりカラヤンは偉大なのだ。

[試聴]カラヤン指揮が見つからなかったので
http://ml.naxos.jp/?a=8.550271

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