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核兵器の脅威を身近に感じられるサイト

<「軍事学入門」 防衛大学校・防衛学研究会編より>------------
「平和を希求し、真剣にMDW(*1)の縮小、次いで廃絶に貢献しようとするのであれば、軍縮、軍縮と唱えるだけでは不可能で、軍縮を達成しようとする兵器を『如何にすれば縮小・廃絶させうるか』を具体的に研究し、相手に必要性を説明して納得させ、縮小・廃絶に向かう実態を監視して確実に実行させなければならないことを教えている。」
*1:MDW=Mass Destruction Weapons(大量破壊兵器)


 恐ろしいサイトを紹介いただいた。ページ上部を自分の住んでいる地域に合わせてボタンを押せば、その地域が現在何発の核兵器の射程に入っているかが確認できるというものである。しかも丁寧に内訳まで表示され、「*** from long range ICBMs(長距離大陸間弾道弾が何発)」、「*** from short range missiles(短距離ミサイルが何発)」、「*** from bomber aircraft(爆撃機搭載の核兵器が何発)」、「*** from nuclear submarines(原子力潜水艦搭載の核兵器が何発)」、それぞれ狙っているかが分かる。さらに丁寧なのはどの国の核が何発と、狙っている国まで分かるのである。試しに私の住んでいる地域「Nagano,Japan」と入れると・・・ダメだ、あまりの恐ろしさに書くことができません。結果はご自分でお調べください。

http://nukeometer.com/

 今年の4月に米国のオバマ大統領は核のない世界を目指す旨の演説を行った。そこでオバマ氏は「アメリカが核兵器のない世界の平和と安全を追求する決意であることを、信念を持って明言する。」と言った。「言うは安く行うは難し」とはこのことで、米ロを始めとする保有国の核削減やら包括的実験禁止条約の批准・発効やらを基軸とする非核世界への到達というものが、いかに実現可能性の低いものであるかは一目瞭然。歴史が示している。例えば1968年に核不拡散条約(NPT)が締結されたけれど、既保有国には継続して核保有を認めるという保有国に有利な内容である以上、みんなが納得できるものではない。また1996年のCTBT(包括的核実験禁止条約)に至っては、発効の要件が「ジュネーヴ軍縮会議の構成国であり、かつ国際原子力機関の『世界の動力用原子炉』および『世界の研究用原子炉』に掲載されている44ヶ国すべての批准」としているにもかかわらず、イスラエル、イラン、インド、パキスタン、中国、北朝鮮など10ヶ国が批准していない。アメリカが批准すれば他の9カ国がそれに倣うかといえば、そんなことはあり得ないだろう。現にオバマ演説の翌月、北朝鮮は核実験を実施している。米ロの核兵器削減交渉にしても同じである。SALTからSTARTと名前を変えつつ、もうじき40年になるが、いまだに核兵器は0になっていない。40年間やってきて0にならないものを、向こう数年の任期の中で、オバマ氏はどれだけ削減できると思っているのだろうか。演説で理念や倫理を訴求することはいくらもできようが、倫理観の欠如した国家を相手に、どうやって実効性のあるプロセスを用意したらよいのだろうか。(とはいえ私だって対案なき批判者。オバマ氏を批判する資格はないのだが。)

 以前、どこかのブログの書き込みで核兵器を超える兵器が登場しないことには核廃絶は不可能だというコメントを読んだことがある。悲しいけれど、それが現実なのだろうか。

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