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J.S.バッハ カンタータ第82番「我満ち足れり」BWV 82

 休日も出勤となることが多く、今日もそんなこんなで出勤であった。せめて帰宅後の一時には静かな癒しの音楽でも・・・と思い、バッハのカンタータを聴いている。こんなことを言うと、バッハ通の方からは、バッハの音楽は常に生のドラマであって、それを聴いて癒されるなどおかしいとお叱りをうけるかもしれないが、でもやっぱりこれほどの包容力がある音楽というのもないと思う。今日聴いたのはバッハが1727年に書いた「我満ち足れり(Ich habe genug.)」。ライプツィヒ時代を代表する教会カンタータの一つであり、これは全曲バスの独唱で歌われる。

 1723年、ライプツィヒのトーマス・カントル(ライプツィヒ聖トーマス教会音楽監督)という名誉ある職に選ばれたバッハは、市当局や大学、聖職会議などの間で、彼の音楽以外の瑣末な事柄にいろいろと悩まされることになるが、それでもこの重要な教会の音楽を任されたバッハは、ライプツィヒ市にある主要な2つの教会、すなわち聖トーマス教会と聖ニコライ教会で、毎週代わる代わるカンタータを一曲ずつ演奏させることにした。そこで大量のカンタータが必要となり、事実、バッハの伝記作者であるフォルケルは、18年間に全部で295の作品が出来たと語っている。(*1)今日現存する200曲近いカンタータはまさに人類の宝といえる。その点では、バッハの世知辛いライプツィヒでの生活のおかげといえる。

 この曲には有名な名盤がある。名バリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがカール・リヒターと遺した盤。幼子イエスに会ったことで、魂の充足とともに天へ召される老シメオンの想いを感動的に歌い上げる。

(手元の聖書より)
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その時、エルサレムにシメオンという名の人がいた。この人は正しい信仰深い人で、イスラエルの慰められるのを待ち望んでいた。また聖霊が彼に宿っていた。そして主のつかわす救い主に会うまでは死ぬことはないと、聖霊の示しを受けていた。この人が御霊に感じて宮にはいった。すると律法に定められてあることを行うため、両親もその子イエスを連れて入ってきたので、シメオンは幼子を腕に抱き、神をほめたたえて言った。

「主よ、今こそ、あなたはみ言葉のとおりに
この僕を安らかに去らせてくださいます、
わたしの目が今あなたの救いをみたのですから。
この救いはあなたが万民の前にお備えになったもので、
異邦人を照らす啓示の光、
み民イスラエルの栄光であります。」
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[試聴]第1曲「Ich habe genug」ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Bariton)



*1:クロード・レーマン著「バッハ 不滅の大作曲家」

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

コメント

はう~~~~ん

やっぱりバッハは心が洗われます・・・
黒木君です!!!
やっぱり・・・いいですねv-398

ネット化社会で、英語以外の言語は言語ではないような云われ方をしている昨今ですが、こうしてバッハを聴くたびに、やはりその国にはその国の言語がって文化芸術があるのだな~と思うはるりんです。
今思ったのですが、こうしたバッハの曲を歌ってドイツ語のお勉強をするというのはどうでしょうか。。。
でも、歌と会話って微妙に発音が違うんですよね。。(笑)

やっぱりバッハ155枚CD。。。買おうかな・・・
まだ悩んでいるはるりんです。。。
いい加減にして買っちゃえよ~~~~と思うのですが・・・・

こんばんは

バッハは特に有名な曲以外は聴いたことなかったのでゴ-ルトベルク変奏曲をまず手始めに聴こうと思ってます。
そこで、パイプオルガン版を買ってみました。
1度聴いただけで、2度目を聴いてません。
やはりグールドのを買うべきだったかも...
テレビでグールドでこの曲を聴いたとき最高と思ったのですが...

Re: はう~~~~ん

はるりんさん、こんにちは!

バッハがライプツィヒで精力的にカンタータを書いてくれたおかげで、またメンデルスゾーンがバッハを再発見してくれたおかげで、今日私たちがこの果てしなく続く音楽の沃野を味わえると思うと、お二人に感謝してもしきれないたこです。本当に心が洗われる瞬間ですよね。

ところでやっぱり歌と会話って発音違うんですか。元々語学からきしダメな私なんですけど、それにしてもオペラなど見ていたりしても、全然言葉が分からない。これは一体、どれだけ自分の耳が悪いのかと思ってましたが、なるほど分からないわけです。あ、でも普通の会話もやっぱり全然分からないですから、結局変わりませんね(笑)。

バッハ155枚は勇気がいると思いますよ~。でも寝ても覚めてもバッハという方ならきっとご満足いただける内容だと思います^^

Re: こんばんは

kurt2さん、こんにちは!

ゴルトベルクはバッハの傑作。しかもグールドの演奏は、それまでのゴチゴチに固まった硬直したバッハ演奏の世界に、新しい風をくれた名盤ですよね。聴いていると、バッハはがんじがらめの規則だけではなく、もっと自由闊達な音楽なんだとグールドが教えてくれるようです。パイプオルガン版って私聴いたことないんですが、すごく聴いてみたいです。グールド、是非お聞きになってみてください^^
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