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ショパン 「17のポーランドの歌」Op.74から第2曲「春」

 ショパン生誕200周年である。

 私の職場でもこの話題が尽きず、毎日ショパンに囲まれて過ごしているうちに、確かにショパンの芸術というものは凄いのだけれどこればっかりというのもなあと少し憂鬱な気分になっているのも事実である。食傷気味というのとは少し違って、ショパンの音楽というのは一滴一滴を絞り出すようにして作られたようなその完成度の高さのためか、何度聞いていても感動が劣化することはない。だが孤高の完成度ばかりに身を置いているとふと俗世間の喧騒が恋しくなるというか、まったく節操がない私なのである。そんな中、仕事に疲れてふと手にしたのが、このショパンの歌曲。結局はまたショパンなのかと思うけれど、このショパンが書いた歌曲はピアノを中心とするその他の至高の芸術作品に比すと、極めて親密な雰囲気と人間味に溢れる楽曲である。

100128a.jpg
ゾフィア・キラノヴィチ(ソプラノ)カタジーナ・ヤンコフスカ(ピアノ)

 17のポーランドの歌というのだから当然全部で17曲あるのだけど、今日聴いたのは第2曲の「春」という歌。

「春のささやきを感じる草露輝く牧場で、座して思いめぐらす私。そよ風の中で甘い曲を歌ってみたりもするが、ふとよぎる寂しさに涙が頬を伝い・・・」(要約)

 こんなロマンティークな歌詞(かなり意訳し要約してますが)をもつこの曲は、非常に簡素な筆致による有節歌曲。g-moll(ト短調)の寂々とした響きに乗せて、春の日の孤独感が歌われてゆく。


100128b.jpg


[試聴]
http://www.youtube.com/watch?v=8WfENDRGAs0
(こちらは何故か途中で途切れてしまうがとても好きな歌い方)

http://www.youtube.com/watch?v=JQAENejVCE0
(こちらは最後まで聴けるが、もう少しゆっくりと聴かせてほしい。)

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

コメント

いいですね

職場で、音楽の話ができるというのは。
私の職場は、クルマの部品の製造会社なので、
そんな高級なムードでは全く無く・・・・・
(笑)

私、ショパンについては、いままであまり
タッチしてませんでした。
たまたま、ピリスのノクターン全集が手に入って、
それを今夜記事にしたのが、はじめてのショパンの記事ですから(笑)
あれはよかったです。
これから、ショパンも勉強します。

Re: いいですね

 いえいえ、高級だなんてとんでもないことです。実はウチもたまたま職場が音楽に関連しているというだけで、それぞれ担当分野で好き勝手な音楽ジャンルの話をしてます(笑)。通じても通じなくても大丈夫。ジミ・ヘンドリクスとベートーヴェンが平行して会話される環境で、わいわいがやがやとやっております。(ジミヘンも最高です。)

 ピリス・・・大好きなピアニストなんですけど、彼女のノクターンって、聴いたことありませんでした。どんな感じなんでしょうか。少し控えめで、でもきっちりと聴かせるような演奏を勝手に想像してます。
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