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ベートーヴェン 交響曲第9番ニ長調Op.125| フリート指揮・ベルリン国立歌劇場管(1929)

 リンクさせていただいている四季歩さんのブログ「音楽と薔薇の日々」を読んでいたところ、第九の記事が載っていて、そういえば今月はまだ一度も第九を聴いていないなあと思ったんです。そこで今日は四季歩さんの記事にも載っているフルトヴェングラー&バイロイト祝祭管を聴こうと思ったところ、ふと思い出しました。この演奏はLPで持っているのですが、2年前の引っ越しの際、レコードプレイヤー壊しちゃったままなのです。聴けないじゃないですか。(汗)というわけで、最近の演奏を聴こうかとCDを探したけれど、どれも今日の気分にしっくり来ず。そんな中見つけたのが、オスカー・フリート指揮、ベルリン国立歌劇場管弦楽団による1929年の録音でした。

ft_bee9.gif

 オスカー・フリート(Oskar Fried)は、1871年にベルリンで生まれ、1941年にモスクワで没したドイツの指揮者であり作曲家です。細かい説明はウィキペディア先生に任せるとしても、その人生は波乱万丈でした。小さい頃からヴァイオリンの才能を示すも、貧困から学校をやめなければならず、今度はホルンを習って楽師団で稼いだり、14歳を過ぎるとヨーロッパを旅してまわる流しのミュージシャンになって転々とし、「サーカスで、犬の調教師や道化師、厩番」までやったそうです。苦労したんですね。その後、なんとか管弦楽団のホルン奏者になれたり、何故か画家として再スタートしようとしてみたり、ほんと、どこへ行くのかわからないような人生を送っていたけれど、やっと曲が少し認められ・・・たかと思いきや、博打に手を出して文無しに。パリで貧困生活を送った後、ドイツに戻って、犬のブリーダーになって生活しながら音楽理論を勉強しました。その甲斐あってか、ついに彼の作品が「1904年4月15日に、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とワーグナー協会により、カール・ムックの指揮の下に上演されて驚異的な大成功を呼び、夜が明けるとフリートは有名人になっていた。」とのこと。ようやく上昇気流となるのです。その後、マーラーの復活を指揮してマーラー自身を感激させるなどして親友となったり。第1次大戦の後、ベルリン楽壇が瓦解した後は外国への客演を中心に活動する傍ら、当時ちょうど勃興した電気録音によるレコード業界と結びつき、世界で初めてマーラーの交響曲全曲を録音。ベルリン国立歌劇場管弦楽団とともに、名演をSPに遺しました。


 210px-Oskar_Fried.jpg

 演奏は、とにかく早い。第1楽章のアインザッツから、聴衆に息つく暇を与えずに押しまくります。この叩きこむような演奏は、それでいて楽譜のオリジナリティに(当時としては)非常に忠実で、19世紀の名残は感じられません。録音状態もとても良く、フルトヴェングラーのようなエネルギーとはまた違った、独特の緊張感を持っています。特に特筆すべきは合唱団のうまさ。ここで起用されているブルーノ・キッテル合唱団といえば、かのフルトヴェングラーが何度も録音に起用した当時最高峰の合唱団で、分厚く力強い合唱を見事な水準で聴かせてくれます。一部、あまりの音痴に舞台から引きずりおろしたいソリストなどもおりますが、そのようなことが些細なことに感じられるほどに、素晴らしい演奏です。

[試聴]
http://ml.naxos.jp/album/8.110929
※会員でない方は30秒のみ。

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

コメント

お世話になりました

1年の締めくくりはやはり第九でしょうね。
今日はNHKの放送を聴き?見ます。

今年は本当にいろいろとありがとうございました。
来年が良い年でありますように。。。
そしてまたよろしくお願いいたします。

No title

物凄い波乱万丈な人生を歩んだ人なんですね。
記事読んでてビックリするやら面白いやら。
私もたった今クリュイタンス/ベルリンフィルで第9を聴き終えたところです。
年末は第9ですね!

良いお年をお迎え下さい。

Re: お世話になりました

はるりんさん、こんばんは。
やっぱ第九ですよね。今晩は、リリングのNHKを見るか、このままベートーヴェン全曲演奏会(マゼール)の中継を見続けるか、迷ってます。録画装置のない私。DVDレコーダーが欲しいです(涙)。

今年もいろいろとお世話になり、ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
こちらこそよろしくお願いいたします^^

Re: No title

kurt2さん、こんばんは。
なんだかとことんミュージシャンな人生を歩んでますよね。
kurt2さんは、クリュイタンスですか。
私はフリートの第九の後、13時からずっと恒例のベートーヴェン交響曲全曲演奏会の生中継です。
http://a4a.wide.ad.jp/jp/

今年一年、本当にお世話になりました。
良いお年をお迎えください^^

やっぱり第九

こんばんは

私もこれから第九を聴いて過ごす予定です。

一年間たのしく拝見し、とてもお世話になりました。
また来年もよろしくお願いします。

Re: やっぱり第九

メタボパパさん、こんばんは!
今年も残すところあと30分ほどですが、いつも楽しい記事をありがとうございました。
やっぱり年末は第九ですよね。
また来年も、よろしくお願いします。
良いお年をお迎えください!^^
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