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アレンスキー ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op. 32

 雨が延々と降っている。雨の日は嫌いではないが、さすがにここまで降り続けられるとどこに出かける気にもなれない。こんな日は、少し暗めの音楽でも鑑賞することにする。

 アントン・アレンスキーは、1861年に生まれ1906年に没したロシアの作曲家。ウィキペディアによると結核により亡くなるまでの晩年は酒と賭博が暗い影を落とし・・・などと、いかにもなミュージシャン振りであるが、その音楽は19世紀後半のロシアの、溢れんばかりのロマンティシズムと叙情性に満ちている。

 このピアノ三重奏曲第1番は、哀悼の音楽である。アレンスキーが敬愛した19世紀帝政ロシアの名チェリスト、カルル・ダヴィドフの追悼と思い出のために書かれた。第1楽章の冒頭から一気に心奪われる魅力的な曲である。特に第3楽章で奏でられるエレジーの、なんと悲しく、なんと美しいことだろうか。しっとりとしたピアノの伴奏にのせて、チェロとヴァイオリンが歌う哀歌は、涙なくしては聴けない。降り続く雨のように、静かに、ひたすらに、哀惜は続く。

エッシャー・トリオ | アレンスキー | ピアノ三重奏曲

[試聴]エッシャー・トリオ
http://ml.naxos.jp/album/FL72407

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

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