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アレグリ 「ミゼレレ」 | タリス・スコラーズ

 職場の引っ越しがあって、大変な作業が続いていた・・・。何といったってダンボール150箱以上に詰められた書籍を手運びである。ダンボールに満載の書籍って、本当に重いのである。あまりの量にショック・・・というより、一番のショックは筋肉痛が二日経ってからきたことである。

・・・・・・Σ( ̄ロ ̄|||)

 こんなに精も魂も尽き果てた夜は、一時の安らぎを。バロック期を生きた作曲家アレグリの名曲「ミゼレレ」が心に染み渡る。

タリス・スコラーズのミゼレレ


 グレゴリオ・アレグリ(Gregorio Allegri)は、1582年に生まれ、1652年に没したイタリアの作曲家兼聖職者である。同時期の作曲家に比べ、極めて保守的な作風を堅持し、ローマ楽派に数えられる。この「ミゼレレ」の他に数曲しか知らない私だが、知る限りにおいてはこの曲がやはり最高だと思う。旧約聖書の詩篇から採られた歌詞にのせて、実に清らかで抑制の効いた祈りの音楽が奏でられていく。

(手元の聖書より引用;旧約聖書・詩篇第51篇)
神よ、あなたのいつくしみによって、
わたしを憐れみ、
あなたの豊かな憐れみによって、
私の諸々の咎をぬぐい去ってください。
私は自分の咎を知っています。
私の罪はいつも私の前にあります。
私はあなたに向かい、ただあなたに罪を犯し、
あなたの前に悪い事を行いました。
それゆえ、あなたが宣告をお与えになるときは正しく、
あなたが人を裁かれるときは誤りがありません。
見よ、私は不義の中に生まれました。
わたしの母は罪のうちに私を身ごもりました。
見よ、あなたは真実を心のうちに求められます。
それゆえ、私の隠れた心に知恵を教えてください。
(以下、略)

なんと流麗で清冽な音楽だろうか。なんと心洗われる音楽だろうか。

アレグリ ミゼレレ

この曲は気になる演奏がいくつもある。
ゴージャスなオックスフォードカメラータ、慈愛に満ちたケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団も素晴らしいが、私個人としては、清らかな祈りに満ちたタリス・スコラーズが最高である。テクニックも最高級であるが、何よりきりっと引き締まったテンポが良い。同じタリス・スコラーズでも他の録音から抜きんでて、このGimellというレーベルから出ている盤が素晴らしい。


[試聴]
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団


タリス・スコラーズ
http://ml.naxos.jp/work/163454

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

コメント

No title

こんばんは!
バロック好きなんですね!
これはグレゴリオ聖歌になるんですか!?
疲れた日の安らぎ、安息日は必要ですよね^^
筋肉痛は大丈夫ですか?
僕は、山に登りましたが、大丈夫でした。
嫁さんは筋肉痛で参ってます^^;

Re: No title

せばすてぃあんさん、こんばんは!
山登り、最近運動不足の私の場合、きっと途中でバテてしまいます(汗)。すごいですね!(><;;

この曲、途中、もろグレゴリオ聖歌が出てきますよね。その他の部分もバロック期に作られたわりに、ルネサンス後期の様式をとってます。実はヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の秘曲として長年門外不出と定められていたものを、少年モーツァルト君が一回聴いただけで楽譜に書きとっちゃって広まっちゃったというエピソード付なんだそうです。アマデウス君、やりますよね(笑)。

落ち着く

いや~、心落ち着きますね。
こういう曲のCDも欲しいですね。
落ち着きたいとき、もってこいですね。
癒される。

聖書を思わず読みたくなりました

高校卒業してからも聖書は捨てられずにずっと本棚にありました。シューマン聴くようになってからちょっと枕もとに置いたりして・・・・Davidは気になりますから・・・・
楽譜を拡大してみました。やっぱりポリフォニーですね。あたりまえだけど。シューマンってポリフォニー大好きだから合唱曲が多いじゃないですか。なんかこの譜面を見て思わず納得です。
バロックのようでグレゴリオ聖歌のよう。。昔歌った聖歌集を思い出します。私たちはラテン語じゃなくて日本語だったけれど。キリエ~とか天のいと高きところにホザンナとか歌ってました。。。
モーツァルトの話から→レクイエムとなって、で、今聴いてます。レクイエム。
シューマンのなんですけど。。。ミニヨンのためのレクイエム。
ところで気になっていたのですが、例のバッハの全集は2回目も交換してもらえたのですか?
私はいまだに決心がつかずHMVの画面見ては悩んでます。

Re: 落ち着く

聖堂の豊かな残響のもとに歌われるこうした宗教曲って、本当に美しく、心洗われますよね。特にこのアレグリの秘曲は、単純な繰り返しなんですけど、独特の霊性というか雰囲気を持っていてすごい曲だなあと思うんです。一枚、CDいかがですか?アレグリのほかに、もっと流麗な筆致のパレストリーナなんかもオススメですよ~。

Re: 聖書を思わず読みたくなりました

旧約と新約が一緒になっている聖書を何気なく真ん中で開くと、そこには「詩篇」が広がっていて・・・聖書のエッセンスが凝集されてて、しかも書いた人の感情がそのまま吐露されていて。キリスト教徒ではないのですが、疲れた時、気分が晴れないとき、聖書から元気をもらう海洋生物たこです(笑)。

キアリーナさんは、キリスト教系の高校をお出になられたんですね。信仰の場で歌われる聖歌に参加できる経験って、ホント羨ましいです。私はポリフォニー音楽が大好きで、麺類と同様、一日に一曲は聴かないと気が済みません(笑)。

「ミニヨンのためのレクイエム」というのは、これまで聴いたことがありませんでした。先ほど、NMLで聴いてみたんですが、素晴らしい曲ですね。シューマンはドイツ人なのでプロテスタントと記憶していましたが、レクイエムを書くというのは意外だなあ・・・と思いきや、やっぱり歌詞は典礼文と関係のないドイツ語・・・でも本当にいい曲なんですね。教えてくださってありがとうございます。またひとつ、好きな曲が増えました。

バッハの全集、はるりんさんとお知り合いになることができたきっかけでした。2枚目は1枚多く入っていただけでして、交換の必要はありませんでした。一枚単価が200円を切るのに、一定水準以上をキープしてるんですよ~。155枚もあると、さすがに一部、うう~ん・・・という演奏もあるんですけど、逆に、これスゴイっていう演奏もたくさんありますし(^^

毎日祈って歌うんですよ~

カトリックの中高一貫校でしたので休みの日以外は6年間毎日でしたしよ。
教室にはオルガンが1台あって、電気オルガンですけど。私は中3の時どういうわけかオルガン係になってしまいました。苦痛の日々でした。面倒くさいからいっつも一番短い聖歌2番「みもたまも」ばかり歌っていたら、担任にもう少しレパートリーを増やすように言われちゃいました~v-397
あの頃は本当に嫌だった朝夕の祈りと聖歌だったのですが、確かに私の中に存在しているようです。。。
バロック以前だとこういう宗教音楽がほっとんどですよね。これはどういうところで歌うのですか。やはり教会。今でも教会では行事に合わせてこうした聖歌を歌うのだろうけれど曲の選択権は誰にあるのかとかいろいろ考えちゃます。神父さん。それともちゃんとしたそういうお仕事に人がいるのかしら。そういえば「のだめ」のリュカのお祖父さんは教会で指導してますよね。。。小さい教会でも合唱団とかあっていろいろ練習したりしているんでしょうか。。。
こういうこと考えはじめるととやはり外国って異国でぜんぜん知らない国ですよね。
コメント長くてすみません。

あまでうす君

あなどれじ!!
流石ですね^^
メンデルスゾーンといい、モーツァルトといい、
天才はホントスゴイです!

Re: 毎日祈って歌うんですよ~

>面倒くさいからいっつも一番短い聖歌2番「みもたまも」ばかり歌っていたら、担任にもう少しレパートリーを増やすように言われちゃいました~
はるりんさん、やりますね(笑)!でもオルガンで聖歌、本当にうらやましいです。

カトリック教会の典礼については、手元に「キリスト教と音楽 ヨーロッパ音楽の源流をたずねて」(金澤正剛著・音楽之友社)という本があって・・・実は今思い出して読み始めました(笑)。これによりますとローマ帝国の拡大に伴って各地に広がっていったキリスト教は、当初は地域によってバラバラな言語で、バラバラな歌を歌っていたそうですね。それじゃダメでしょうということで、教皇グレゴリウスが統一運動をはじめ、後の世にグレゴリオ聖歌として国際的に統一されたとのことです。たまたま当時の国際標準語がラテン語だったので、聖歌もまたラテン語で歌われるようになり、それは1963年の第2ヴァティカン会議で「やっぱ各国の言語で歌いましょう」と決まるまで続いたとのこと。(ちなみにこの本、ですます調で書かれていてとっても読みやすいです。)

キアリーナさんのおっしゃる通り、外国って知らないことだらけです。

Re: あまでうす君

> あなどれじ!!
あどれなりん!!

・・・・・・と誤読しちゃいました。すみません(汗)。

5声もある声部を一度で聴きとってしかも書きとっちゃうなんて、ホント天才ですよね。そのおかげで今日もこの秘曲を聴くことができるわけですから天才ってありがたい存在です(^^

でもいくら天才でも、私は決してベートーヴェンに弟子入りしたいとは思わないんですが・・・。

[参考資料]
http://blog.naxos.co.jp/log/eid182.html
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